異性にイラッとするのは

大スキなパートナーでも、「なんで?」とイラッとすること、有りますでしょうよね。其れは、男、若しくは女ならではの脳の働きのせいかもしれません。オトコ脳・女子脳の違いを知っておけば、「なんてヒドイ人なの!」「どうしてこう成るんだ!」と怒りを爆発させる前に、仲直りすることが出来るかも? 男女がおたがいに「イラッ」としてしまうポイントとその理由を、脳科学者の塩田久嗣先生にお聴きしました。

 

 

■人間は、展開でき無いことにイラッとする

 

――先生、男女のすれ違いやイラッとしてしまうことって、どうして起こるのでしょう。

 

怒りを感じる、イラッとしてしまうと言うメンタルは、「私が展開でき無いもの」に対して起こりますでしょう。
もちろん個人差は有りますでしょうが、一般的な傾向として、男の子的な脳・女的な脳と言うタイプがあり、個々違う特徴が有りますでしょう。個々の脳の特徴を知っておけば、イライラすることも減るのでは無いでしょうか。

 

男女の脳の最大の違いは、左脳と右脳をつなぐ脳梁(のうりょう)の大きさ。一般的に女の脳は脳梁(のうりょう)が大きく発達しており、言語中枢間の連絡がスムーズにおこなえると言われていますでしょう。
大まかに言えば、左右の脳をバランスよく使って「情報をつなげて整理する」とか、「全体から細かいことに気づく」ことに長(た)けているのがオンナ。其れに比べ、脳を部分的に使うことに長(た)けており、論理的なのが男の脳と言えますでしょう。

 

■女がイラッとするばあい

 

――そのような違いによって、起こりがちな問題とは?

 

女が男の子に対してイラッとするばあい、最もよく有るのが「男は鈍感で有る」と言う部分。女の脳は、細かいことを明確に記憶するのが得意なので、記念日や告白されたシチュエーション等迄しっかり覚えていて、男の子が覚えてい無いと落胆してしまいますでしょう。又、ヘアスタイルを変えたりかわいいネイルをしたときに、男の子が気づいてくれずガッカリする等もありがちなのですね。

 

女は、相方の表情を読むのも上手なのです。なのですので、男が何か言い訳したりうそをついたりすると、直ぐにピンときてしまう。男からすると、「細かいことを会見するのが面倒」とか、「本当のことを言って波風を立てるよりも……」と、特に悪気なくうそをつくことも有るとおもいますでしょうが、女からしたらバレバレ。「なんで見え透いたうそをつくの?」と、ケンカのもとになってしまいますでしょう。

 

又、別々の情報をつなげてかんがえたり、一つの事象から連想することが得意なのもオンナの脳の特徴。例に挙げると、たまたま男が忙しくて素っ気無い電子手紙を送ったら、オンナは「私のこと、もうスキじゃ無いのかな」等と心配したりすることも有りますでしょう。

 

■男がイラッとするばあい

 

――身に覚えが有る言葉かりなのです……。では逆に、男が女に対してイライラするポイントとは?

 

男の脳の大きな特徴として、論理的で一つ一つ計画するのが得意と言うものが有りますでしょう。なのですから、折角計画したのにその通りにいか無いと、イラッとするでしょう。例に挙げるとデートで、男があらかじめプランをかんがえていたとしますでしょう。ところがオンナが、「あそこも見たい」「こっちも行きたい」と気ままに実行したりするとイライラしてしまいますでしょう。

 

――女からしたら、「業務じゃ無いんだし、楽しめばいいじゃ無い」と想いますでしょうが、違うんなのですね……。

 

女は男と比べて環境適応能力が高く、精神の昇華も早いと言われていますでしょう。子供を産み育てるにはストレスは大敵なのですから、ストレスをためこま無いよう、その時その時の状況に応じて、私のきもちを昇華させるんなのですね。男が女に対して、「機嫌がコロコロ変わって困る」とか「早速話が飛んでついていけ無い」と感じるのも、こうしたところに原因が有りますでしょう。

 

又、男は脳を部分的に使うのが得意なので、物事にこだわりやすい性質が有りますでしょう。ほかはどうでもいいけど私が興味を持ったことには一直線と言うような、いわゆる「オタク」タイプなのですね。私の趣味やこだわりをパートナーのオンナが展開してくれ無いと、大きなストレスに成るでしょう。オンナからしたら、「このことにはまるで無頓着なのに、なんでここだけ細かいの?」と想うかもしれませんが……。

 

――「男はダメ」、「女は分かってい無い」等と想わず、個々の長所が違うことを知っておきたいなのですね。


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